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小林よしのり
2025.7.14 18:16日々の出来事

参政党からだって学ばなければならない。

泉美さんが福岡警固公園に集まった参政党の応援群衆
の写メを送ってきたが、とてつもない。
かつての立憲民主党の発足時の選挙に集まった人々の
「熱狂」に似ている。
変化や新鮮を求める人々の熱意が渦巻いている。

立憲民主党のときは、まだ知性での戦いが通用したが、
参政党は違う。
参政党がここまでのブームになると、もう知性で対抗
したって無駄だ。
知性で戦うことは出来ない!

この現象から学ぶことは、わしとしは大いにある。
山尾陣営だって、もう一段階、知性のブレーキを外せば、
現象としての何かが起こせる可能性もある。

山尾さんが知性で№1なのはもう自明だ。
だが、選挙は徹底的に組織票がモノを言う。
それを超えるのは、知性を超える情念しかないと思う。

わしが応援演説するときは、情念の炸裂を試みて、
山尾さんを挑発しようと企むのだけど、わしも年取った
のかそれになかなか成功しない。

山尾さんなら目の前でやってみせたら、すぐ応用できる
と思うのだけれど、わしの演説を妨害する者だっている
から、どうしてもわしの野心が達成できない。
今週一週間しかないので、はらはらドキドキだな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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